収納つき畳とは
収納つき畳とは、収納ボックスの上部が畳になっている床材のことです。中は収納として、上は畳のスペースや椅子として利用できます。収納つき畳は、畳(天板)と木部(ボックス部)で構成されており、天板の下が収納スペースになっています。収納力も高いため、お部屋のスペースを有効活用することができます。
また、収納つき畳は洋室の中に小上がり和室スペースやベンチをつくれるほか、枕や布団を上に置いてベッドとしても利用できます。さまざまなサイズの収納つき畳を組み合わせることで、幅広いシーンで活躍します。
収納つき畳で小上がり和室をつくろう
「小上がり和室」とは、床面に高さをつくり、部屋の中の一部で小上がりになっている和室のことです。小上がり和室は手間のかかる内装工事を行わなくても、収納つきの畳で簡単につくることができます。
小上がり和室のメリット
段差に座れる
和室スペースの中に入って寝転んだり、お茶をしたりするのもよいですが、段差部分に椅子として座ることも可能です。段差に座れば正座をする必要もないので、畳を楽しみつつ、現代人が過ごしやすい空間が生まれます。
立体感が出る
小上がり和室スペースがあると空間にメリハリができ、お部屋の中に立体感が出ます。おしゃれに模様替えしたいときにぴったりです。
同じ部屋の中のゴミが入りにくい
隣接する場所に人の出入りが多いリビングやキッチンがあると、ほこりやゴミが舞うことは避けられないでしょう。しかし、小上がり和室であれば、段差が大きいため、リビングのゴミが入りにくくなります。そのため、小上がり和室スペースをリビングの中に設置する方が多いです。
洋室でも寝転べる
フローリングの洋室しかないマンションや一軒家の場合、ベッドの上でしか思いきりくつろげないということもあるでしょう。しかし、小上がり和室スペースを設置することで、和室と同じように畳の上でリラックスすることが可能です。
収納スペースの確保
収納つき畳は中に布団や衣類などをしまえるようになっているので、かさばりがちな布類や雑貨もすっきりしまえて、物の少ない片付いたお部屋を実現できます。棚や収納ボックスをむやみに増やしたくない、クローゼット等の収納スペースが足りないという方にもおすすめです。
収納つき畳の活用方法
小上がり和室以外にも、収納つき畳にはさまざまな活用方法があります。
堀こたつ
収納つき畳を並べて中央に何もない空間をつくり、その上にテーブルを置くことで堀こたつを工事なしで手軽につくることができます。堀こたつとして利用する場合は、テーブルを支える「やぐら受け」と、堀こたつ用のヒーターの準備も必要なので、そのふたつを別途購入しましょう。
ベンチ・椅子
収納つき畳の前にテーブルを置くことで便利・椅子として利用することができます。畳の感触があるのでソファや木やプラスチックの椅子とは違う趣があります。そのままでも快適に座れますが、座布団を置いてもオシャレです。
ベッド
収納つき畳の上に布団や枕を置くことで和風仕様のベッドになります。普段は小上がり和室スペースや椅子として利用している収納つき畳を来客時に移動させて、臨時のベッドとしても利用することができます。お客様用のベッドを用意しておくのは少し大変ですが、収納つき畳であれば普段の置き場に困ることもありません。
収納つき畳でおしゃれな和風空間を
収納つき畳があると、収納スペースが増えるだけでなく、店舗やご自宅に簡単に和風空間をつくることができます。来客や家族のことを考えて、すてきな空間を演出してみてはいかがでしょうか?
KLASS株式会社の高床式ユニット畳「望」は、小上がり和室スペース・ベンチ・ベッドなど多様な使い方が可能です。中身は収納力が高いだけでなく、キャスター付きで出し入れも簡単です。80×160サイズと60×160サイズは、仕切り板を外せば長物も収納可能です。また、保護テープを使えば床を傷つける心配もありません。店舗やご自宅の休憩スペースや談話スペースにおすすめです。
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